テキストデータを数値に変換する
ExcelのVALUE関数を使用して、テキストデータとして入力された数値を数値に変換し、計算に使用できるようにすることができます。
ExcelでVALUE関数を使用してテキストデータを数値に変換する
通常、Excelはこの種の問題データを数値に自動的に変換するため、VALUE関数は必要ありません。
ただし、データがExcelで認識できる形式でない場合は、データをテキストとして残すことができます。この状況が発生すると、 SUMやAVERAGEなどの特定の関数はこれらのセルのデータを無視し、計算エラーが発生する可能性があります。
SUMとAVERAGEおよびテキストデータ
たとえば、上記の画像の5行目では、SUM関数を使用して、A列とB列の3行目と4行目のデータを合計し、次の結果を得ます。
- セルA3とA4のデータはテキストとして入力されているため、セルA5のSUM関数はこのデータを無視してゼロの結果を返します。
- セルB3とB4では、A3とA4のデータを数値に変換するためにVALUE関数が使用されています。 セルB5のSUM関数は、55(30 + 25)の結果を返します。
Excelでのデータのデフォルトの配置
デフォルトでは、テキストデータはセルの左に、日付を含む数字は右に揃えられます。
この例では、A3とA4のデータはテキストとして入力されているため、セルの左側に配置されています。
セルB2およびB3では、データはVALUE関数を使用して数値データに変換されているため、右に揃えられます。
VALUE関数の構文と引数
関数の構文は、関数のレイアウトを参照し、関数の名前、角括弧、および引数を含みます 。
VALUE関数の構文は次のとおりです。
= VALUE(テキスト)
テキスト - 数値に変換されるデータ(必須)。 引数には次のものが含まれます。
#値! エラー
テキスト引数として入力されたデータを数値として解釈できない場合、Excelは#VALUEを返します。 この例の行9に示すようにエラーが発生します。
例:VALUE関数を使用してテキストを数値に変換する
以下に、関数のダイアログボックスを使用して、上記の例でVALUE関数B3を入力するための手順を示します 。
あるいは、完全機能= VALUE(B3)をワークシート・セルに手動で入力することもできます。
VALUE関数を使用してテキストデータを数値に変換する
- セルB3をクリックしてアクティブセルにします。
- リボンメニューの式タブをクリックします。
- リボンからテキストを選択して、機能ドロップダウンリストを開きます。
- リスト内のVALUEをクリックして、関数のダイアログボックスを表示します。
- ダイアログボックスで、 テキスト行をクリックします。
- スプレッドシートのセルA3をクリックします。
- 「OK」をクリックして機能を完了し、ワークシートに戻ります。
- セルの右側に整列されたセルB3に番号30が表示され、計算で使用できる値であることが示されます。
- セルE1をクリックすると、完全な関数= VALUE(B3)がワークシートの上の数式バーに表示されます 。
日付と時刻の変換
VALUE関数を使用して、日付と時刻を数値に変換することもできます。
日付と時刻はExcelで数値として保存されますが、計算に使用する前に変換する必要はありませんが、データの形式を変更すると結果が分かりやすくなります。
Excelは日付と時刻を連続番号またはシリアル番号として保存します。 毎日、数字が1つずつ増えます。 部分的な日数は、上記の8行目に示すように、0.5日(12時間)の0.5など、1日の端数として入力されます。