TCPヘッダーとUDPヘッダーの説明

伝送制御プロトコル(TCP)ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)は、 インターネットプロトコル(IP)で使用される2つの標準トランスポートレイヤです。

TDPとUDPの両方は、ネットワーク接続を介した転送のためのメッセージデータのパッケージ化の一部としてヘッダーを使用します。 TCPヘッダーとUDPヘッダーにはそれぞれ、プロトコル技術仕様で定義されたフィールドと呼ばれる一連のパラメーターが含まれています。

TCPヘッダー形式

各TCPヘッダーには合計20 バイト (160 ビット )の10個の必須フィールドがあります。 オプションで、40バイトまでの追加データセクションを含めることもできます。

これはTCPヘッダーのレイアウトです:

  1. 送信元TCPポート番号(2バイト)
  2. 宛先TCPポート番号(2バイト)
  3. シーケンス番号(4バイト)
  4. 確認応答番号(4バイト)
  5. TCPデータオフセット(4ビット)
  6. 予約データ(3ビット)
  7. 制御フラグ(最大9ビット)
  8. ウィンドウサイズ(2バイト)
  9. TCP チェックサム (2バイト)
  10. 緊急ポインタ(2バイト)
  11. TCPオプションのデータ(0〜40バイト)

TCPは、ヘッダーフィールドを上記の順序でメッセージストリームに挿入します。

UDPヘッダー形式

UDPはTCPよりも機能が大幅に制限されているため、そのヘッダーはずっと小さくなっています。 UDPヘッダーは8バイトを含み、以下の4つの必須フィールドに分かれています。

  1. 送信元ポート番号(2バイト)
  2. 宛先ポート番号(2バイト)
  3. データ長(2バイト)
  4. UDPチェックサム(2バイト)

UDPは、上記の順序でメッセージフィールドにヘッダーフィールドを挿入します。