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無効なデータ入力を防止する
データ検証を使用して無効なデータ入力を防止する
Excelのデータ検証オプションを使用して、 ワークシート内の特定のセルに入力されるデータのタイプと値を制御できます。
適用できるさまざまなレベルの制御には、以下が含まれます。
- データ検証制限を含むセルがクリックされたがセル自体にデータ制限がない場合にプロンプトメッセージを表示する
- セルに入力できるデータの種類と範囲を制限する
- 別の場所にある数式を使用して、セルに入力されたデータが有効かどうかを判断する
このチュートリアルでは、Excelワークシートでセルに入力できるデータの種類と範囲を制限する2番目の方法について説明します。
エラー警告メッセージの使用
セルに入力できるデータに制限を加えることに加えて、無効なデータが入力されたときの制限を説明するエラーアラートメッセージが表示されます。
表示できるエラーアラートには3種類あり、選択したタイプによって制限がどれほど厳密に適用されるかが異なります。
- 停止 - 無効なデータの入力を防止する
- 警告 - 制限を無効にするオプションを使用してセルに無効なデータが入力されたことを警告します
- 情報 - 無効なデータがセルに入力されたが、セルの入力を妨げないことをユーザーに知らせる
エラーアラートの例外
エラーアラートは、データがセルに入力された場合にのみ表示されます。 次の場合は表示されません。
例:無効なデータ入力の防止
上の図に示すように、この例は次のようになります。
- セルD1に5未満の整数値のみを入力できるデータ検証オプションを設定します。
- 無効なデータがセルに入力されると、 Stopエラーアラートが表示されます。
データ検証ダイアログボックスを開く
Excelのすべてのデータ検証オプションは、データ検証ダイアログボックスを使用して設定します 。
- セルD1をクリックします - データ検証が適用される場所
- [ データ ]タブをクリックします。
- リボンからデータ検証を選択してドロップダウンリストを開きます
- リストの[ データ検証 ]をクリックして、 データ検証ダイアログボックスを開きます
[設定]タブ
これらの手順は、セルD1に入力できるデータのタイプを5未満の整数で制限します。
- ダイアログボックスの[設定 ]タブをクリックします。
- [許可: ]オプションで、 [リストから[ 整数 ]を選択します。
- [ データ: ]オプションでリストよりも小さいものを選択します
- [ 最大:行]タイプでは、番号5
[エラーアラート]タブ
これらの手順では、表示するエラーアラートのタイプと、それに含まれるメッセージを指定します。
- ダイアログボックスのエラーアラートタブをクリックします。
- [無効なデータを入力した後にエラー警告を表示する]チェックボックスがオンになっていることを確認します
- スタイル:オプションで、リストから「 停止」を選択します。
- Title:行のタイプ: Invalid Data Value
- エラーメッセージ:行のタイプ: 5未満の値を持つ数字のみがこのセルで使用できます
- OKをクリックしてダイアログボックスを閉じ、ワークシートに戻ります。
データ検証設定のテスト
- セルD1をクリック
- セルD1に9を入力します。
- キーボードのEnterキーを押します。
- この数値は、ダイアログボックスで設定されている最大値よりも大きいため、[ Stop error alert]メッセージボックスが画面に表示されるはずです
- エラーアラートメッセージボックスの[ 再試行 ]ボタンをクリックします。
- セルD1に番号2を入力します。
- キーボードのEnterキーを押します。
- データはダイアログボックスで設定された最大値よりも小さいため、セル内で受け入れる必要があります