Microsoft SQL Serverコマンドラインユーティリティ
Microsoft SQL Serverは、データを取得および操作したり、 SQL Serverデータベースを構成したりするための、さまざまな豊富なグラフィカルユーザーインターフェイスをユーザーに提供します 。 しかし、旧式のコマンドラインから作業するほうが簡単な場合もあります。 SQLクエリーを実行するためのすばやくやや汚い方法を探している場合でも、WindowsスクリプトファイルにSQLステートメントを含める場合でも、SQLCMDでは目的を達成できます。 この資料では、既にMicrosoftのAdventureWorksサンプルデータベースがインストールされていることを前提としています。
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コマンドプロンプトを開く
SQLCMDを実行するには、まずWindowsコマンドラインユーティリティを開く必要があります。 Windows XPでは、[ スタート]> [ ファイル名を指定して実行 ]の順にクリックし、[ OK ]をクリックする前にテキストボックスにCMDと入力します。 Windows Vistaでは、 Windowsボタンをクリックし、 検索ボックスにCMDと入力してEnterを押します。
Windowsコマンドプロンプトが表示されます。
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データベースへの接続
コマンドプロンプトを開いたら、SQLCMDユーティリティを使用してデータベースに接続します。 この例では、AdventureWorks2014データベースに接続しているので、次のコマンドを使用します。
sqlcmd -d AdventureWorks2014これは、デフォルトのWindows資格情報を使用してデータベースに接続します。 また、-Uフラグを使用してユーザー名を指定し、-Pフラグを使用してパスワードを指定することもできます。 たとえば、ユーザー名「mike」とパスワード「goirish」を使用して、次のコマンドラインでデータベースに接続できます。
sqlcmd -U mike -P goirish -d AdventureWorks201403/05
クエリの入力
1>プロンプトでSQL文の入力を開始します。 問合せに必要な数の行を使用できます。各行の後にEnterキーを押します。 明示的に指示されるまで、SQL Serverはクエリを実行しません。
この例では、次のクエリを入力します。
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クエリの実行
クエリを実行する準備ができたら、SQLCMD内の新しいコマンドラインにGOコマンドを入力し、Enterキーを押します。 SQLCMDはクエリを実行し、結果を画面に表示します。
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SQLCMDの終了
SQLCMDを終了する準備ができたら、空のコマンドラインにコマンドEXITを入力して、Windowsのコマンドプロンプトに戻ります。